柴犬のblog

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今後のコロナ対策はどうすべきか

どうもコロナの検査を増やすという話があるらしいんだけど、増やしてどうしようというんだろうか。検査したって治療法があるわけじゃないんだから、したって無駄だと思うのだけど、検査をしたがる勢力というのがあって、それに屈しているのだろうか。

そもそも治療法がないのになぜ検査するのかといえば、感染者の足取りから感染ルートを特定して、同じく感染している可能性のある人たちをあぶりだして監禁、いや隔離することを目的としているはずだ。そうやってウイルスを持ってる人を隔離していけばそのうち市中にウイルスはなくなっていく、という寸法だ。

それは感染が広がり始めたころなら有効な手段だと思うけど、感染者が数千人を超えた状況では大した意味があるとは思えない。それでひとつふたつのクラスタを特定したところで焼け石に水というより他ないだろう。

非常事態宣言も同じく、早くしろしろ言う勢がいて、それに屈したような形にみえて仕方がない。ネットで見かける人たちは、非常事態宣言をしたらどうなるのかをよくわかってないのに、なんで宣言しないのかと大騒ぎをしている。本当にコロナ怖い病の人たちというのはなにも調べないで感覚や想像で騒ぐから困ったものである。

非常事態宣言が出て大きく変わるのは病床が足りないようなとき、それに転用できるような施設を強制的に接収できるようになることだ。それ以外はとくに変わりはなく、外出自粛も要請の域を出ない。つまり我々にとってはなにも変わらないし、そのことで早く終息するという類のものではない。

さて、それに関連して最近話題になったのが、アパホテルが使ってない施設を軽症者の隔離に使ってほしいと名乗り出てること。感染が確認された場合でも、普通なら家で寝てればいいわけで、軽症者なら入院する必要はないんだけど、それでも出歩くバカがいるものだからどこかに隔離しなければならないこともあるだろう。

そういうときに国がホテルなどを借り上げて提供するということもあるのだと思うけど、それには場所も費用もかかってくる。こういう企業があれば重症者のみを入院させて、軽症者はホテルに入れておけば勝手に出歩かれることもなくなり、感染は拡大しないだろう。しかし、それにも限界がある。何千何万もの人をホテルに留め置くことなんか不可能だ。そうなれば結局は自宅で待機してもらうしかない。

家族がいればそういう人の世話も出来るが、単身者向けに食事を配達するなりついでに様子を聞いて集計するような人も必要になるだろう。

まあ、今後も感染者が増えればそういうふうになっていくんだろうけど、感染者が増えていくとそういう管理する労力も膨大になるので、軽症者の検査はしないでいいと思うんだよね。体調悪いやつは家で寝てるっていうのはあたりまえの話なんだから。

無症状の感染者が出歩くのはある程度は仕方ないだろう。そもそも検査自体が100パーじゃないんだし、偽陰性の人だってたくさんいるはずだ。検査が絶対なうえに陽性の人をしっかり管理するシステムがあるならそれでもいいが、それらがない以上は治療法もない、クラスタ特定も不可能なのだからやる意味はほとんどない。

そして、行動制限も徹底することが不可能な上にこれ以上やると大恐慌を招く恐れもある。フリーランスの人なんかはすでに収入が絶たれている人もいる。

で、そうなってくると結局のところ、総合的に言うと、無症状の人が自分がウイルスを保持している可能性を自覚し、また保持してなくても保持してしまわないようにする行動をみんなで取ればそれでいいんじゃないかってところに落ち着いてくるわけだ。つまり、こまめに手を洗おう、ということです。

マスクの必要性についても同様、結局は手を洗うところに行きついてしまう。

ここまで広まってしまったことはもう仕方ない。だけど、これ以上社会が混乱しないためにも、政府は国民に事実をもっと説明し、国民も事実をちゃんと調べて、節度ある言動をすべきだと思う。

 

そう、みんなできちんと手を洗いましょう。