柴犬のblog

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神奈川県警その後

神奈川県警から謎の職質を受けた件の続き。

 

あらすじ

コンビニで寝ていたら謎の職質を受けたので警官に職質の目的と身分の開示を求めたら逃げて行った件について所轄に問い合わせたらその警官の上司から連絡が来た

 

まずは所属を聞いてびっくり。どうも所轄の警官かと思っていたら神奈川県警自動車警邏隊綾瀬分駐所の所属だったみたい。つまり管内をパトロールしてたのではなく、神奈川県全域を担当する県警の部署のようだった。そのHPには「暗闇を 照らす眼光 悪を断つ」なんてかっこいいこと書いてますけど、その実態はどうなのか。

まず、こちらの疑問。コンビニに止まっていたからといって声をかけるという行為に、犯罪抑止効果や犯罪者の発見にどれだけの意味があるのかという質問。

これはもう警官はみんな同じように答えるね。車内でよからぬことをしている可能性もあるし、声をかけてみないとわからない、と。でもですよ?実際、自分はここ6年くらいの間に数百回コンビニで休んでいたけど、ただの一度も声をかけられたことなんかないんですよ。交通警邏隊だけじゃなくて所轄のパトカー、バイク、警官はけっこうな頻度で見るのに一度も声をかけられたことがない。それが業務の一環であるというにしてはちょっと不自然ではないか。

これの答えは「所轄はそうかもしれないが、我々はわりと声をかける方である」とのこと。いやあ、それにしてもおかしい。なぜなら近所の別のコンビニでは毎日15~6台は夜中から朝まで止まっているんだけど、職質をしているところを見たことすらない。もちろん自分もされたことがない。どう考えてもこれば嘘で、その警官がイレギュラーな対応をしたのだろうと思う。

電話の警官にも聞いてみた。あなたはどれくらい声をかけるんですか?と。するとそうとう悩んだ末、一晩に数件はかける、とのこと。どうも即答できないのが不思議なんだけどw、まあそれくらいかけてるのだとしましょう。

では、その有効性について。一晩に数件声をかけて、警邏隊全体でもいいけどどれくらいの確率で不審者を検挙しましたか?との質問にはもっと即答をしてもらえなかった。

あなた自身はこれまでの警邏隊の勤務で何回検挙しましたか?の質問にもうーーーんというレベル。なんで自分のことなのに思い出せないのw

何度も質問したら、数年前に一回あったかもしれない、というあやふやな答え。この方は警邏隊に8年いるとのことだけど、その間で一件あるかないかとのこと。もし一晩に数件声をかけているのなら1年で千件くらい、8年なら8000から一万は声をかけているのだろう。それに対して一件あるかないかというのは捜査として意味があるのか疑問である。

でもやらないよりはその一件を捕まえるべき?いやいや、それが殺人犯とかならそれでもいいけど、たかだか刃物とか薬物とか持ってるだけでしょ。他人に危害を加えたわけでもない。そんなどうでもいい犯罪者を捕まえるのにね、一万人の市民に威圧を与えているというのは、正常な市民生活を脅かしていますよ、と言っておいた。

だって、お巡りさんが全く巡回していないのは問題だけど、そこらじゅうにお巡りさんがいたら何か事件でもあったのかと思うし、目をつけられたらどうしようと思うでしょ。警官なんてのはいないと困るけどいすぎても困る、そういうもんだと思う。

で、コンビニで寝るという行為が何かの犯罪を助長しているとか、犯罪者はコンビニで寝やすいっていう統計でもあるならともかく、なぜ声をかけようと思うのか。カンだとかいうけど、そのカンはおそろしく可能性の低い行為だと思う。

もちろんみるからに怪しいやつなら声をかけてもいいと思うけど、自分はそんなことないからね。と、いうわけでまずコンビニで寝てるという理由で声をかけるのは合理的でないからやめるべきだというのと、そんなにたくさん声をかけているというのは嘘でしょ。という話をした。もちろん、まじめに聞き入れてもらった。

 

次。

声をかけてきた警官が声掛けではなく「職務質問をしている」と言った件。これさえなければ別に通報することなんかなかったわけ。職質されたということは自分が犯罪者であるとの疑いをかけられたってことだからね。失礼極まりないわけ。

でも、そう見えたのかもしれないから、「何の犯罪に関係していると思ったのですか」と質問したら逃げて行ったわけ。つまり特定の犯罪に関与している、または知っていると思ったわけではないということ。つまり職質でななくてただの声掛け、ナンパの類である。

職質なら理由と、警察官としての権限を執行するにあたって身分の提示が必要。これは答えてくれている警官も認めている。それを問われて逃げるなんておかしいということも認めている。これに対して、当該の警察官は上司の調査に対して「職質をしていたとの認識はない」と答えたそうだ。

これは明らかな嘘。職務質問をしていますとはっきり言われたので何度も確認したし、職務質問なら何の犯罪について知ってると思ったのかと質問したら逃げていったんだから。つまり職質するつもりでいたけど、職質がなんなのか理解せずに声をかけたってことでしょ。それ以外考えられない。

で、次の瞬間に驚くべきことを言った。

「自分も含めて多くの警官は、声掛けと職質の区別をつけずに市民を呼び止めている」とのこと。ええ?正気ですか?

(あまりに驚いたので赤くしてみました)

 

声掛けなんてのは別に法的な権限はなにもいらないから、警備員だろうとそのへんのおっさんだろうと好きにやっていいと思う。もちろん答える義務なんかないし。でも職質は違うでしょ。警職法で定められた法律行為でしょ。だったらきちんと区別すべきだし、警官は身分を明かさなければいけないでしょ。刑事ドラマみたいにこういうものですけどーと先に見せればいい。

でも「制服警官は制服やパトカーがあるから私服の刑事と違って警官であることを示す必要はないのかなと思っているから、求められたら見せる」と。これは前回も言ったけど、警官かどうかではなくて警官の誰かを示す必要があるわけ。とくに無茶な職質をする人は求めても見せてくれないからねw

さらにいえば胸の認識票も隠して見せてくれない。まあそういうときは顔を撮影すればいいんだし、勤務中の公務員に肖像権なんかないから自由に撮影してよし。

とくに身分を明らかにするのは警官自身の身の潔白を示すのに必要だと思う。自分はこういう人間だから、もし何か文句があるならいつでも言ってきてくれ、という堂々たる態度。それが身分を明かすということである。正しいことをしているのなら明かして当然だ。なにしろタクシーとかバスとかトラックとか、氏名を掲示している職業はいくらでもある。警官だってそうすべきだし、なんなら名札をつけていてもいいくらいだ。

とまあ、警察官というのは司法の担い手でもあるわけで、法律は遵守しなければならないわけで、とくにその法律によって守られている身分と権利を行使するときはより厳格にそれを守る必要がある。自分がいまやっているのは声かけなのか職質なのか。職質ならどうすべきなのか、常に認識して職務を遂行していただきたい。と伝えておいた。

とても参考になる、気を引き締めなければならないと言ってもらえたので通報した甲斐はあったかなと思う。

それにしてもある程度の階級の人はまともな人もいるのに末端の警官はどうしてこうゴミだらけなのか?

これに対する返答は「いくら言っても直らない警官も確かにいる。そういう警官は昇進などの査定に悪影響はあるけど首にするのは難しい」とのこと。

うーん、法律を守らない警官を首にできないのか。普通の会社なら働かないやつがいてもなかなか首にできないのはわかるけど、ここ警察でしょ…アホ警官はどんどん間引いてくださいよほんと。

 

とまあいろいろ関係ない話もきいてもらって、久しぶりにすっきりした。

こういう苦情をどんどんすることによって警察が少しでも良くなるといいと思うので、皆さんも何か嫌なことをされたらきっちり通報していきましょう。