柴犬のblog

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職質のダメさがわかる記事

さきほど見かけた記事。美人警官がソフトな職質をして薬物所持を捕まえたという記事。職質の重要さが分かる、と締めているけど、とんでもない話だ。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/d058ee73465f72dde7952a98fde88b4850736b59

 

記事によれば自転車に乗っていた人が無灯火でイヤホンをして走っていたのだという。それに声をかけて注意するのは当然として、「怪しいと思った」というのはいかがなものか。危ないと思うのは当然だけど、なぜ怪しいと思うのか。薬物犯は無灯火で走るという統計でもあるのか。そんなものは聞いたことがないし、一般人も危ないとは思ったとしても何かやってる奴だと思うことなんかあろうはずがない。

 

声をかけてライトつけるか押して歩くかにしなさいと注意するのは当然として、そこから職質になるというのが異常だ。なんの犯罪について知っていると思ったから職質したのか、これは問いたださねばならない。

記事では警官の一人が美人だからソフトに職質したのが奏功したとあるが、最初から3人で取り囲んでおり、ベテラン警官もいたという。それは別にソフトな職質じゃないと思うんだよね。自分だったら通報してるレベルの違法な職質。

記事では身分を明かしてきちんと職質したのかは触れられていないけど、なぜ持ち物検査をしようと思ったのか。それを明らかにしなければ単なる違法な職質にひっかかった素直な薬物犯というだけのことだ。

これは前にも触れたけど、警官はよくわからない理由で声をかけたり職質したりする。そしてそれが声かけなのか職質なのかはとくに考えずにしているし、声をかけた相手が犯罪につながる行動をしているとは到底思えないものも多々ある。

そういう声かけや職質は非常に迷惑であるし、無駄に粘着して少々のことでは許してくれなかったりもする。科学的なデータに基づいた捜査ではなく、行き当たりばったりの因縁をつけているだけなのだ。そりゃあ下手な鉄砲も数うちゃ当たるとは思うけど、それをもってこういう無茶な職質が正当化されていいものではない。

今回は「たまたま」素直に認めたからよかったようなものの、もし頑なに所持品検査を拒否して、無理やり大麻を見つけたような場合は、違法な捜査として証拠能力を失い無罪になることすらあるということをこの警官たちは知るべきである。

 

で、白い粉が見つかったって?大麻って白かったっけ?どれだけ検索しても粉末の大麻ってどれも緑っぽいんだけど…

まさか嘘松じゃないよね?