柴犬のblog

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羽田雄一郎議員の死去への反応が薄すぎる件

昨日飛び込んできたニュース。立憲民主党の議員である羽田雄一郎氏がコロナによる肺炎で急逝した。PCR検査を受けにいく途中の車内で倒れて、そのまま帰らぬ人になったという。PCRの結果は陽性だったらしいけど、PCRでコロナの感染は調べられないので感染してたかどうかはわからないのでそれはおいておくとしても、「俺肺炎かも」とつぶやいてから死までが一瞬であったというのは、けっこう驚くべきことだと思う。

いくらなんでも肺炎で死ぬまでには相当呼吸が苦しい期間があったはずで、突然死ぬってのは考えにくいのだけど、TLを見ていてもこの人の死に関して意見を膨らましている人があまり見かけられない。そして報道もそんなに加熱してるようにも見えない。テレビは見てないから知らないけど。

普通だったらねえ、もっとコロナは恐ろしい!なんて大騒ぎするもんだと思うんだけど、発病から死去までの経緯を軽く報じる続報がちらほらあるだけで特段コロナの恐ろしさを論う記事は見かけない。まあ志村けんさんより有名でもなければどうでもいい(失礼)人だからかもしれないけど、発病から一週間で直前までは普通に歩いてたっていうんだからもっと騒ぐもんじゃないのかなと思ってしまう。というか、この人あの羽田孜さんの息子さんなんだよね。

まあ、この羽田議員、太ってて糖尿で高血圧で高脂血症で喫煙者という「コロナになったら真っ先に死ぬタイプ」の人だったから、症状が急激だったのは仕方ないというのもあるのかもしない。

で、亡くなった人に鞭を打つのはどうかとも思うんだけど、亡くなる寸前まで感染していた状態で生活していたというのは批判されるべきところなんじゃないだろうか。最後の二日くらいは家にいたみたいだけど、それ以前には会合だの地元まわりだのしていたらしいし、症状が出始めてから三日くらいは少なくとも人と会いまくってるはず。

感染していない自民の議員がちょっと寄合を開いただけで密だのなんだの言っていちいち記事にして叩くようなマスコミが、感染しているのに普通に生活していた羽田議員のモラルを批判しないのはどうにも腑に落ちない。

結果的に亡くなったから可哀そうだという気持ちがあるのはわからなくもないんだけど、感染が疑われているのに出歩き人と会うというのはコロナに感染しているのに風俗だかキャバクラだかに行ってそのまま死んだおっさんとやってることは変わらないのではないだろうか。亡くなってお気の毒という気持ちの次に出てくるのは、そのモラルのなさではないのか。もしこれが自民の議員なりその秘書なりだったらマスコミが騒ぐであろうことは言うまでもないと思うのだが。

だって彼の濃厚接触者はこれから検査されて陽性にでもなれば隔離されるわけだし、その身内には同じような既往症を持つ人がいるかもしれない。少しはその観点の話をする人がいてもいいと思うんだけど、あまり見かけないんだよね。

マスコミは自民じゃなきゃ興味ないのかもしれないけど、一般人でもあんまり見かけないのは単に彼が無名だからってだけなのだろうか。それが不思議なのである。