柴犬のblog

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アンチコロナ陣営の困った人たち

前にも書いたかもしれないけど、アンチコロナ陣営にもおかしな人はいる。というか、コロナは嘘だという人たちの多くはきちんと物事が見れる人なのかもしれないけど、アンチコロナには普段から人の反対ばかり言ってる人も含まれているから困ったものだ。

そういう人たちというのはだいたい原発やら添加物やらそういう社会に必要なものにも反対してたりするんだけど、どうも彼らは逆張りとしてアンチコロナをやってるようなのがどうも面白いというか迷惑というか気持ち悪い。

その筆頭はやっぱり小林よしのり氏であろう。彼はけっこうな逆張り思想漫画家であるのは有名だけど、たまーーに正しいことを言う。本当にたまに。

おかしな主張は枚挙に暇がないけど、一例を言えば天皇の継承問題。こうも男児が生まれないとなると女性天皇女系天皇が話題に上るわけだけど、彼の場合はなぜか「女系でないとダメ!」「それが陛下(現上皇)のお考えだ!わからないやつは非国民!」というのだから普通じゃない。

その理由は「側室は今の時代にそぐわないからダメ」「旧宮家の復帰は人権侵害だからダメ」というのだ。前者はともかく、後者は何が人権侵害なのかというと、「天皇の継承のために見合い結婚などさせるのは人権侵害」というのだけど、別に昔の政略結婚じゃないんだし、本人が使命に燃えて行うことに何の問題があるのか不明である。

というか、女性はともかく女系天皇というのは断絶と同じだから、そうするのはどう手段を尽くしても男系での継承ができなくなったときになるのは当然のことだろう。それを、まだ男系男子が存在している現状で女系でないとダメ、つまり愛子内親王天皇にして婿をとりその子をさらに次の天皇にせよというのである。常軌を逸している。ここまでの積極的女系論者というのは自分は見たことがない。この異端論を天皇陛下もそう考えているのだ!と決めつけてるあたり普通の神経ではない。周りの人は誰も注意しないのだろうかと心配してしまう。

話は逸れたけど、そういう人達がなぜか今回はこぞってアンチコロナ、コロナは嘘だと言っているのが奇妙だ。コロナは嘘だというとにわかに信じてもらえないというか話も聞いてもらえないのは、このアンチコロナ界に広がるこのそこはかとないガイジ感によるものじゃないだろうか。

道端でコロナは嘘!という看板掲げて歩いてる人なんかもどうも普通の感じじゃないよね。コロナ脳の人たちが指さして笑うような、そういう人が多いのがアンチコロナ界隈であるのは確かだ。

だからといって正しいことには変わりはないんだけど、こういう人がアンチコロナ界隈に寄ってくると逆効果なので本当にやめてほしい。

前にも言った「ワクチンは全部毒」なんて堂々と言ってしまう人も、天然痘ワクチンのことを知っていればそこまで乱暴なことは言えないだろう。多分知らないから言えるんだろうけど、その程度の知識で、思いついたことを簡単に言ってしまう。

新コロワクチンの副作用なんか今はほとんどわかってない。接種した人が重篤な副作用を起こしているという情報もあるけど、そんなのはそれこそネット情報であって正しいと言い切れるものではない。でも彼らはウイルスは毒だと信じてるからそういう不確かな情報すら簡単に信じて拡散してしまう。

何度も言うけど、新型コロナなんか存在してないんだからそのワクチンなんかできるわけがない。これは確かだ。そしてそれが旧型のコロナ(つまり風邪)をも防いでくれるなら打つ価値はあろう。でも、たかだか風邪ごときワクチンで防ぐ必要なんかないのである。抗体を得たければ風邪をひけばいいのだから。

一度感染するだけで得られる抗体を、わけのわからないワクチンを打ってまで得る必要はない。これは確かにその通りなんだけど、まだ確定してもいない副作用をさも見てきたかのように言うのはどうも違和感がある。

その手の人がよく張り付けるのは病院で痙攣している患者の動画なんだけど、これがなぜワクチンを打った人の動画だと決めつけられるんだろう。素人がとっただけのただの動画、演技かもしれないし別の病気かもしれないじゃないか。

この手の人たちは自説に合致する情報なら大した裏も取らずにそのまま信じてしまう、というか拡散してしまう。彼らが普段反対している原発だの添加物だの自民党だのを貶めるときと全く同じ行動原理だ。

子宮頸がんワクチンにも文句を言ってる人がいて、どこぞの地方議会の議員さんらしいんだけど、その人の訴える被害というのはどうも発表されてる情報と違うんだよね。それについて質問したけど普通に無視されてしまったのでやっぱり盛ってるんだなというのがわかる。

本当に疑問に思う人に対してきちんと説明できないというだけで、ああ嘘なんだなと思われてしまうだろう。事実を広めたくて活動しているならきちんと答えるべきだと思うんだけどね。

 

で、最近とある人が「呼気にウイルスが含まれているのをマスクはガードしない」と言ってる人がいたので「呼気にウイルスが含まれているのは本当ですか」「エビデンスはありますか」と質問したところ、無視されてしまった。その後もその話をつぶやくたびに同じ質問をしていたけど、延々無視されたのでしつこく質問してみたら、返答をやっとくれた。

それによると「アルコールだって呼気から検出されるんだからウイルスも入ってても当たり前」「そんな当たり前のことに根拠なんかいらない」と言われてしまった。

これにはびっくりだ。きちんと計測したデータがあるのかと思ったら、単なる想像。それも気体であるアルコールと個体であるウイルスを混同しているのが恐ろしい。ほかにも口臭だって検出されるんだから…などとも言ってたから、個体と気体の区別が全くつかない人なのだろう。

彼は延々とアンチコロナアンチマスクのtweetをしていたんだけど、どうも非科学的な話が目立つのでモヤモヤしてたんだよね。これではっきりした、彼は自分にとって都合のいい情報だけど流していて、根拠などなく科学的素養すらなかったということだ。

そもそも考えてみてほしいんだけど、ウイルスは微小な存在だけどれっきとした個体である。自力で空を飛ぶことなんかできるわけがない。宙を舞うことがあるとすれば、それは埃などに付着して吹き飛ぶときくらいのものだ。もちろん水滴につくこともあるけど、それは水蒸気でも湯気でもなく、エアロゾルと言われる微小な粒子でなければならない。そして、人間はそのエアロゾルを作り出すことはほぼありえない。

だってそうでしょ、人間が呼吸をするというのは肺に空気を入れて出す、ただそれだけのことだ。いうなれば風船を膨らませてしぼませる、ただそれだけ。その風船の中がちょっと湿ってるというだけのことだ。それだけのことで水滴が微粒子になって浮遊し、それに大量のウイルスが混じるなんてこと普通に考えてあるわけがない。

咳やクシャミによる飛沫なんかはエアロゾルでもなんでもない、ただ下に落ちるだけのものだ。よくプロレスラーがやる毒霧、ミスト攻撃なんかも細かく見えるがよく見てればその場に全部落ちてしまっている。普通に考えて呼気にウイルスが混じるわけがないし、混じっていたら満員電車で感染が起きないのはおかしいと思うだろう。

しかし彼は「満員電車で感染しないのは、無症状者がウイルスを持ってないからだ」という。まあそれは確かにそうだろうけど、電車に無症状者だけが乗ってるというのだろうか。その理屈ならこの世に風邪をひく人なんかいなくなってしまうと思うのだが。

ウイルスはどこにでもある。無症状者でも手につけてウイルスを運ぶことができる。だからマスクは無意味なのである。彼のいいようでは患者と同じ部屋にいるだけで感染してしまうことになる。

ところが、感染対策に出た自衛隊員は一人も感染していないのである。軍隊式手洗いを徹底したからだ。呼気にウイルスがあるならだれか一人くらい感染しててもいいはずだ。

このように状況的にも論理的にも呼気に(感染に足るような)ウイルスが含まれていないのは明白である。私はそう彼に主張したのだけど、彼はブロックという方法で追及を逃れた。

うーん、論破されたからってブロックして逃げるなよw

単にネットででかい顔したいからやってるだけだから負けたら逃げる、それはそれでいいんだろうけど、彼は普段は自信満々でコロナ脳の人たちをバカにしてるんだよね。それが個体と気体の区別もつかないようなレベルだったってのはどうかと思うわけ。こういう人がいるから正しいことを広めようとしてる人が困るし、コロナで儲けてる人は笑いが止まらないのだと思う。

ネット上でなんらかの活動をしている人のほとんどがこんな感じなので、彼らがたまに正しいことを言っても広まらないのだと思うのでどうにかしてほしいと思うのである。