コロナ怖い病の正体

コロナ怖すぎて毎日感染者数を見てはもう終わりだーーー万策尽きたーーって騒いでるみなさん、こんにちは。

その感染者の多くは無症状か、軽い風邪程度で回復しているという事実をまず知って頂きたいが、感染者は死ぬもんだと思ってる人のなんと多いことか。

フォローしてる人にもそういう人はちらほらいて、そんなに怖がることないよと説明してもわかったというわりに毎日毎日何十回もそういうことしか言わなくなったのでそっと外した今日この頃。

さて、コロナ怖い病の人は何に怖がっているのか？というお話。

Twitterやら5chやらその他SNSで見た情報を総合してみると、結論としては「想像上のコロナウイルス」に怯えているという話。以下、箇条書きにしてみる。

・想像上の新型コロナウイルスは、未知のウイルスである

（実際の新型コロナウイルスはすでに知られているし、何かわかってるからこそ特定されているからコロナウイルスに分類されている）

・治療法がないので、かかったら死ぬ

（風邪に治療法がないのは当たり前だし、かかって死ぬのは肺炎になってさらに重篤化したときのみで、普通の人はただの風邪で終わる）

・感染力が半端なく強い

（そんなことは全くない）

・毒性もめっちゃ強い

（毒とかよくわからないけど、そんなことは全くない）

・その他、脳細胞だの遺伝子だのが冒されて云々

（完全に妄想）

もちろん、彼らはコロナウイルスが季節性の風邪の原因ウイルスであることは知らないし（教えても怒る）、ウイルスと細菌の違いすら分かっていない。ただ、ひどく恐ろしい殺人ウイルスだと思い込んでいる。でも、旧型のコロナ（変な言い方）や、インフルエンザについては特に怖がらない。

インフルを怖がらない理由をきいてみると「ワクチンと特効薬がある」と答えが帰ってきて唖然としてしまった。インフルのワクチンは型が合わないと効き目はないし、その効き目もせいぜい半々くらいだと言われている。さらにワクチンがない型もある。特効薬なんかも存在せず、タミフルなんかは「発症後48時間以内に服用した場合、治るのが1日程度早くなる可能性がある」というレベルの代物だ。はっきりいって誤差の範囲。こんなもの特効薬でもなんでもない。

肺炎という病気は高齢者の死因のトップクラスであるし、毎年世界で数百万人、日本でも数万人は肺炎で亡くなっているのだ。これを今まで何一つ恐れずにいた人が、なぜコロナだけこんなに恐れるのだろう。まことに不思議である。

で、ネットを見てると、コロナは〇〇らしいとか、かかったらこうなるとか、まことしやかに書かれているんだけど、書いた人に「なんでそう思ったの」と質問すると怒る。そんなの当たり前だろ！とかテレビ見てないのか！と言うんだけど、テレビのどの番組で、いつそんなことを言ったの？と質問すると、答えられない。

テレビで不安を煽るような報道を見てるだけで、自分のなかで勝手に構築された想像上のコロナに怯えているだけだというのがよくわかる。

こういう精神状態というのはある意味洗脳というかデマに冒されてる状態なので、正論が通じないし、正論そのものを拒絶するようになる。新興宗教やネズミ講にはまってる人に、親がいくら説得しても応じない状態に似ているといえる。

もちろん、コロナは基本的には風邪であり、風邪の予防に努めるだけで十分効果はあるし、重篤化するのはもともと免疫が低い人だけだから、そういう人はコロナじゃないものにかかっても死ぬ存在だということを理解している人もちらほらいる。でも、そういう人の意見は無視されるか、まるで虫けらでも見てるかのように見下され、馬騰される。

彼らがそうなってしまったのは報道のせいだろう。ネットで情報を調べて、なにが正しいのかを理解しようとしない人たちは、テレビでなんか怖いウイルスだと言ってるからそうなんだろうと思って、自分の中でどんどんそれが増幅されていってしまうのだろう。そして出てきたのが「感染力が猛烈に強く、かかったら肺炎で死ぬ殺人ウイルス」という認識なのだろう。なんでそう思ったか訊かれても答えられない時点でおかしいと思うべきではあるが、そうなった人には何を言っても関係ない。これは歴史が証明していることである。

そんなに怖いと思うのなら、実際はどういうものなのかをきちんと調べて対策すればいいと思うんだけど、彼らは自分で調べるということを絶対にしない。事実を突きつけられても、自分の想像と違うだけで怒る。こんな人がある程度いると、それにつられてしまう人が出てきてパニックが起こる。これも歴史が証明している事実である。

今回は報道も、政府の対応も、その両方がこのパニックを煽っているように思える。

原因もわかってる。理由もわかってる。現実はどうなのかもわかってる。でも、彼らにそれは届かない。この精神的な病気、「コロナ怖い病」は、実際のコロナよりも恐ろしのではないかと、個人的には思うのである。