柴犬のblog

プロレスや時事など心ゆくままに記します Twitter @chavillain3

久々の旅行

自分は昔から旅行が好きで、18きっぷとか自転車とかでけっこう日本中回っていたりする。とくに18きっぷの旅はシーズンになると毎回出かけていたもので、JRの路線ならほとんど乗っているといっても過言ではない。でも北海道とか往復だけで5日分使い切ってしまいそうなところはあまりいけないので、せいぜい札幌へ往復したことがある程度である。

北海道は新幹線が出来てから18きっぷで行くことが不可能になってしまい、新幹線に乗れるオプション券が18きっぷ一日分くらいの値段がする上に奥津軽いまべつ駅から木古内までしか新幹線に乗れないので前後の接続がとっても悪いのである。いまとなっては途中がJRではないので無理に鉄道で行く必要もなく、行くならば青函航路を使うのが良いだろう。

乗ってない路線は北陸と九州にちらほらあるくらいで、東日本と中国四国あたりは制覇している。最近は車があるのでわりとどこへでもふらっと出かけるようになってしまった。18きっぷも安いけどガソリンのほうがもっと安いし疲れたらそこで寝れるのでここ10年くらいはずっと車である。多分、18きっぷもそれくらい使ってないんじゃないかな。

で、今回名古屋の知人と話をしているうちにGOTOで宿も安いし飲みにでも行こうかという話になった。じゃあ週末ね!と突然決まったのが水曜日あたり。普通なら計画とか予約とかであたふたすると思うんだけど、旅はお手の物なのですぐに脳内で計画を立てる。普通に車で行ってもいいんだけどふと思いついたのがせっかくGOTOがあるんだから電車で行ってゆっくりホテルにでも泊まったらどうかな、というもの。

まあ車で行くより少しは高くなるけど、たまにはいいかなとまずツアーを探す。新幹線込みで一泊1万ちょっとからあって安いんだけど、一名からのツアーってあんまりないので保留。そういえば秋の18きっぷともいえる鉄道の日記念…じゃなかった秋の乗り放題パスってのがあったな。いつまでだっけ?何!この週末までか!よし、たまには鈍行の旅でもするか!となったわけです。

とはいえ名古屋に往復するのに3日乗り放題、7850円はちと高いし一日余らせるのももったいない。そもそもこの切符、3日連続で使わないといけないし複数人で使うこともできない。18きっぷに比べて自由度が低いんだけど、そもそも有効期間がもう終わるのでそのへんはともかく、ただ往復に使うのはもったいないな。どこかほかに行くところでもないかな、と考えたけどJRはあらかた乗ったしどうしよう、そうだまた小諸にでもいくか、と思った。

小諸は子供のころから好きだった漫画家のふるさとであり漫画の舞台によく出てくる場所なのだ。最近ではあの夏とかいうアニメの舞台にもなったとかで聖地とか言われてるけど、個人的には小山田いく先生の生まれ育った町、漫画の舞台なのである。

先生が亡くなったときいた数年前、一度訪れているし単に列車の旅をしてるときに通ったこともある。でもまあ、また行ってみるかなと思って小諸に一泊することにした。

ということで小諸と名古屋に宿を取り、乗り放題パスも買ってきて準備万端。当日は朝6時頃の電車に乗って小淵沢から小海線に乗ってお昼過ぎに小諸に到着。しかし雨がひどくてほとんど観光できない。仕方ないので早めに宿に行って休むことにした。

宿では地域クーポンをもらったけど使うお店がほとんどやってないw駅前は本当にさびれている。しかし近所に大きな店もないらしく商店街はシャッター通りにはなっていない。このへんでは大きな店は国道沿いにあるのだろう。

駅前で傘を借り、とりあえず図書館へ。前来たときは小山田いく特集をやっていていろんな本が置いてあったので読みに行こうと思ったからだ。しかし今回はそんなにたくさんの本はなく、すくらっぷブックしか置いてなかった。これについてはまた今度語ろうと思う。ともかくしばらく漫画を読んで時間を潰し、雨が小降りになってきたので懐古園のほうへ行ってみた。けど天気が悪いし入っても仕方ないかなと思ってけっこう歩いたところにあるコンビニで酒と飯を買って部屋で食った。生中継のプロレスを見ようと思ったけど眠かったので明日見ることにしてクーポンは明日使うことにしよう。

 

翌日は昨日とうってかわっていい天気だった。雲は多かったけど日差しもあって散策日和である。昨日いけなかった懐古園と動物園に行くことにする。夕方に名古屋につくためにはけっこう余裕があるが、とりあえず三大車窓と言われている姨捨へも行こうと思った。小海線経由で行くとすごい時間がかかるので、しなの鉄道を使って篠ノ井までいってそこから姨捨へ向かおうと思った。運賃が980円かかるけどまあ仕方ない。

ところが篠ノ井での乗り換えは数分しかないのだけど、何を思ったかぼんやりしていて乗り過ごしてしまった。これは参った。すぐ隣の駅で降りて戻ったけど篠ノ井線の次の列車は1時間半後。つまり姨捨で降りて過ごす時間がなくなったということだ。篠ノ井に戻ってきたはいいけど一時間半も時間を潰せるようなところは何もない。時刻を調べていたら長野まで行って戻ってこれるみたいなのでとりあえず列車に乗ることにした。

そんなこんなで姨捨は通過するだけになったんだけど、とはいえ数分間止まってくれたので駅の写真は撮れた。まあ夜景じゃないから普通の風景だけど、まあ眺めはいいところだね。今度は夜に来よう。

そのまま松本まで行き、乗り換えて名古屋を目指す。松本城にも行きたかったけど去年二回くらい行ってるし時間もないし今度でいいかな。

そして中央西線で名古屋に向かったのだけど、中津川で乗り換えたあとの車掌さんのアナウンスがなんかおかしい。よく聞いていると日本語でアナウンスした後に英語でさらっとアナウンスしている。録音のやつなら外国語アナウンスはよくあるけどなんと車掌さんが直接アナウンスしていた。なんかかっこいい。なるなJR東海

どうもこれ東海道線でもやってるみたいで、いつからやってるのか知らないけど東海はだいたいやってるのかな。時々すごい棒読みの人もいたりして面白い。

 

さて、旅するときの装備の話しもしよう。普段は車だからノートだのiPadだの適当に持って行ってたし着替えも日数ぶん持って行っていた。充電も車で出来るからとくに気にしてはいなかった。エンジン止めてるとき用にモバイルバッテリーがいくつかあるくらいだ。今回はとりあえず列車に乗ってる時間が多いので暇つぶし用にswitchとiPadminiを持っていくことにした。途中でブログ書きたくなったときのためにキーボードももっていったんだけどこれはちょっと余計だったな。それとスマホ(galaxyS10)とルータ代わりの楽天ミニ。あとモバイルバッテリー。

そのモバイルバッテリーなんだけど入力がmicro端子なのばかりあって困った。いや困りはしないけどバッテリーを充電するためにmicroのケーブル持って行くのが面倒だったから。ちょっと部屋を探したら去年ドコモでもらってきたC端子のバッテリーがあったからこれを持って行くことにした。容量はそんなに多くないけど楽天ミニがすぐ電池切れるからそれを充電できれば十分なので。

あとは充電器。C端子(PD)が一つとA端子が二つあるいつも使ってるやつを持って行く。ケーブルは両端Cのが一つとAtoLightningが一つ、AtoCが一つ。iPadがCならもっと良かったのになあと思ってしまった。この際iPadairに買い替えるか?!いやあれはでかいからな、旅行には向かないか。

あとは着替え。今回の旅行に使う鞄は袈裟懸けにする小さいデイバッグ。大きさ的にはウエストバッグがちょっと大きくなった程度のものだからあまり入らない。なので着替えはシャツを一枚とパンツを一枚、それだけにした。二泊するから一回はどこかで洗濯しなければならないが、宿に泊まるんだから風呂で洗えばよい。今回は小諸で風呂に入ったときに洗ったのでこれで足りた。

このバッグ、iPadminiは余裕だけど普通サイズのiPadはちょっときつい、といった大きさなのでこれにswitch(ライト)を入れたらけっこうパンパン。そう、それにキーボードも入れたのでかなりギリギリだ。でもなんとか入ったので大丈夫。

あとは上着。高原に行くからダウンで行ったんだけど、これは正解だった。出たときは暑かったけど向こうについたらちょうどいい。それに朝は4度くらいしかなくてダウンがなかったら寒くて仕方なかっただろうなと思った。当然、その翌日は暑くてたまらなかったのでたたんで専用の入れ物に入れた。かなりちっちゃくなるので鞄にぶら下げておけるのだ。

 

というわけで、久しぶりに鈍行の旅をしたのだけど、ちゃんと計画立ててきっちり旅行するのは疲れるね。やっぱり行き当たりばったりのほうが楽でいい。と思ったけども、冬もちょっと旅立とうかなと思ったりしている。GOTOあるからね!