コロナ騒動はDHMO(一酸化二水素)である
皆さんはDHMO(一酸化二水素)を知っているだろうか。これがとても危険なものであるという報告がある。
一酸化二水素は…
・酸性雨の主成分である
・金属の錆の原因である
・大量に吸引すると死亡する
・大量に経口摂取しても死亡する
・末期ガンの組織から採取される
・火傷の原因となる
・多くの水道に混入している
などなど。なんと恐ろしい物質であろうか。このDHMO、規制するべきだと思う人は手を挙げてください。ん、本当に挙げる人がいたらかなりそそっかしい人だぞ。
そう、いちいち解説する必要もないが、一酸化二水素とは当然H2O、水のことである。
どこがおもしろいのかというジョークのようであるが、実際にある学生(中学生とも)このDHMOの危険というレポートを行い、アンケートを取ったところ、聞いていた何割かの人は規制すべきだと答えたという。
一酸化二水素と聞いて水を思い浮かべない人にとってはこれらの事実は恐ろしいものに映るのだろう。これは、まるでコロナに怯える人みたいではないかと思うのである。
新型コロナウイルスでは多くの人が感染し死亡する、冬になると流行する、老人が特に重篤化しやすい、味覚が落ちる、肺炎になった場合は治癒後も呼吸が苦しい、などなど
ごく当たり前の風邪、肺炎の症状そのものなんだけど、ごく当たり前の風邪だと思ってない人、風邪がどういうものなのか知らない人、調べようともしない人にとっては「単なる風邪」が「一酸化二水素」のように恐ろしいものに見えてしまうだろう。
もし、世の中の多くの人が一酸化二水素が水だと理解しなかったとしたら、全世界で水を規制しようという動きが起こるかもしれない。単なる水道から出ている水のことなのに、なにか特別な検査法が確立されて多くの人がそれを行うかもしれない。
水道水に謎の試薬を入れて陽性となればその水道は使用禁止、飲んだ人も隔離されてしまうかもしれない。水道の水を飲むのは自粛しましょうとなって多くの飲食店が休業に追い込まれるかもしれない。飲料水は配給制となり人類社会は相当に混乱することだろう。
そこである人が「一酸化二水素はただの水」と言い出したとする。そうすると「ただの水を飲んで人が死ぬか!」と怒られてしまう。もちろん、水中毒という病気があって大量の水を一気に飲むと人は死ぬのだけど(水飲み大会に出た人が帰宅後死亡した例もある)、というか吸引したら死ぬというのは溺れるって意味なんだけども、これが水だと知らない、有害物質のことだと思っている人からすれば「なにをバカなことを!」といって聞く耳持たないことであろう。
ただの水からただの水を発見するなぞの検査も、存在しないウイルスを探しているPCRにそっくりではないか。コロナ騒動を見ていると、この一酸化二水素のジョークを思い出してしまうのだ。というか、ただの風邪でここまで全世界が大騒ぎしてしまっているわけで、これがジョークでなきゃなんなのか、と言いたいところである。
皆様もこういった初歩的な知識のなさ、そそっかしさによってただの水が猛毒であるなどというジョークに騙されませんように。