柴犬のblog

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心まで障害者になるな!(ドン)

まずは唐突に弱者利権(似非同和的行為)について説明しますね。

似非同和行為というのは、同和差別につけこんで恐喝したり無駄に高いものを売りつけたりする行為のことで、完全に違法行為であり国も明確に応じないように表明しています。

つまり「お前のその発言や指導は同和差別だから、慰謝料をいくら払え」とか「この名簿を数十万円で買え」という脅しをしてくることを言います。似非とついているので、実際の同和出身者の人がやっているとは限らず、弱者をかさにきて恐喝行為をすることを言います。

さて、昨今はこの似非同和行為をマネしたのか、いろんな人が行っています。彼らはそれで収入を得ることもそうですが、基本的に「自分の主張を押し通す」「そのことで他人(多くは国や大企業)に譲歩させる、謝らせる」ことを目的としているようです。存在しないアイヌ民族が差別を受けたとか、障害者が無茶な要求をして国や企業に謝らせて賠償させる、というのを目的に行動している人たちです。

 

さて、先日来宮駅で車椅子の対応をしろと騒いだ人がいました。この人は社民党の幹部というバリバリの活動家なのですが、身長が100cmくらいしかなく、また骨も折れやすいということで車椅子生活をしている人です。そんな人ですが子供もいてそれなりに幸せに生活しているようです。いや、この部分は本当にすごいと思う。

で、この人が来宮神社を訪れる計画を立てました。最寄り駅は伊東線来宮駅です。でも、ここは無人駅なうえにエレベーターもないので、バリアフリーとは言えません。普通の人なら隣の熱海駅(当然バリアフリーだし、駅員も多い)からタクシーなどで行こうと思うはずだけど、彼女はそうする気は毛頭ないようです。不思議ですね。普通のタクシーなら千円ちょっとでいける距離です。

というか、健常者の我々ですら伊東線への乗り換えより歩きかタクシーを選ぶと思うんですよ。来宮駅だって別に目の前が神社なわけじゃないんだから。でも、車椅子対応のタクシーは予約しないと使えないので、直前では無理だと。ならば旅行を諦めるか予約してからするのが筋だと思うんだけど、なぜか「行けば何とかなる」ということで宿とレストランを予約して出発したようです(そっちのほうは車椅子対応だったのか心配)

小田原駅でJRに乗り、駅員に来宮駅へ行きたいと告げると、駅員は「来宮駅無人駅なので対応できない」と答えます。でも彼女はひるまずバリアフリー法が障害者差別解消法がうんぬんかんぬんと反論します。でも駅員さんは「それは利用者3000人以下の駅は対象外です」と答えたそうです。正論ですね。というかこういうことを即答できる人って素晴らしい。

それでも小一時間も押し問答をしていたというからすごい神経ですよね。他人より多くの料金を払うわけでもないのに、社会の親切で電車とホームの間に渡し板を置いてもらったり、安全に乗降できるように付き添ってもらうのに、上から言うってすごい根性。それも「対応できない、義務もない」と正論を言われてもごねてごねてごねまくると。

結局熱海駅の駅長さんの特別な配慮で4人の駅員さんに来てもらって階段を100キロ以上ある電動車椅子を降ろしてもらうことになったみたいなのですが、そこまでしてもらったのなら感謝すべきところ、あろうことか「JRに乗車拒否された」と、自分が被害者であるかのように言ってるわけですね。

これを見た人のほとんどが「ダメな障害者の見本」だと思ったようで、大炎上しているのも当然のことでしょう。

多くの障害者は、自分が社会に迷惑をかけていることを承知のうえで、便宜を図ってくれる人や制度に感謝して生活しているし、なるべく迷惑かけないように自分でできることは極力自分でやるし、事前に調べることや予約することで対応できるならそうするものなんですよ。誰だってそうでしょ。でもこの人は、一般人と同じように思いついたら旅行したいから鉄道会社は協力しろ、といってるんですよ。恐ろしいですね。

で、事前にJRには連絡しないくせに新聞社には連絡しまくってるようで、社会党の幹部というだけあってそういったことには余念がないというのが笑うところ。

結局のところ、こういう障害者をかさに着たクレーマーがいることで多くの謙虚な障害者たちが迷惑しているというのが浮き彫りになった事件でしたね。

確かに主張をしていかないと健常者の目線では障害者の不都合は分からないことも多いとは思うけど、ここまで迷惑な、無茶な主張をすると誰も味方してくれないのだなということでした。

で、こういう障害者をかさにきた活動家というのは、世の中が悪い他人が悪いと騒いで無茶を押し通したり、それを商売にしたりするので質が悪い、似非同和行為のようであるという話でした。