柴犬のblog

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楽天が日本郵政と資本提携

報道によれば楽天モバイルは第三者割当増資によって2500億円もの増資を行い、そのうち1500億円を日本郵政が負担するという。いやあこれはびっくり。

というか、このニュースを前向きに聞いてる人もいるだろうけど、個人的には三木谷さんは大丈夫大丈夫言うわりに資金が足りてないのかなと思った。まあ、携帯事業っていうのは新幹線と同じで絶対儲かる事業だということになってるし、どんどんアンテナ立ててるから大丈夫いけるって言ってるんだけど、いまだに0円で運営しているのだから現状では完全なる赤字なわけで、この4月から無料期間が終わる人も出てくるし、四月の頭で新規1年無料キャンペーンは終わるからこれから収入になるんだろうけど、はたして何人がこのまま無料期間が終わっても満額払うというのだろう。

この状況での増資なんだから、やっぱり資金が足りないんだろう。あのソフトバンクですら免許まで取っておきながら他社を買収して参入しているのだから、インフラ整備というのはお金があればすぐ出来るってものではないのがとてもよくわかる。

それでも大丈夫大丈夫言って参入しているんだけど、この携帯事業が楽天全体を赤字にしているんだから恐ろしいものだ。このままコケたら楽天自体が潰れてしまうだろう。

 

さて、楽天モバイルはこのまま普及するだろうか?

個人的にはノーだと思っている。理由はいろいろあるが、まず第一にエリアが狭すぎる。これはそのうち改善するということだけど、1.7Ghz帯域を一つしか持たないのでこれで全国エリアを展開するのは不可能に近いだろう。

他の三社は5バンド以上を保有していて、いわゆるプラチナバンドも持っている。東名阪など過密地域専用のバンドもある。でも楽天は一つしかない。

電波には特性があり、周波数が低ければ建物を通り抜けたり回り込んだりして使いやすい。周波数が高くなればなるほど光に近い性質を持ち、跳ね返り易くなる。CDMAにおいては反射した電波も使えるようになってはいるものの、建物内に通りにくくなる。地方では山に反射した電波も使えるわけで、エリア展開が楽になる。ゆえにプラチナバンドと言われるのだ。

現在楽天モバイルでは「パートナーエリア」として非楽天エリアではauのプラチナバンドを借りているけど、au全体のうちほんの一部なので、それでも現状のエリアはずいぶんと狭い。個人的にもちょっと山のほうに行くと圏外になるのでさすがにこれはメインにはできないと思う。しかもこれは楽天エリアが広がると自動的に外されるようになっているので、場所によっては突然つながらなくなる可能性がある。

バンドが少ないのはエリアの問題だけではない。複数のバンドの電波が飛んでいる状況では、CA(キャリアアグリゲーション)といわれる技術で、複数の帯域を束ねて同時に使える。LTEではこれによって1Gbps程度の速度が出る(理論値)。実測でも100や200Mbpsは条件が良ければ出る。ところが楽天はバンドが一つゆえCAが使えず、そういった驚異的な速度が出ることはない。

まあ、そんな速度別にいらない、普通に使えるだけ出ればいいというのもわからなくもないが、ahamoなどで料金が同等になってしまうと、たとえ使い放題だとはいえつながらない遅いでは乗り換えようと思う人も多くはないのではないだろうか。

 

使わなければ無料

四月からは一人一回線に限り、1GBまでの通信は無料、当然通話も無料になった。つまり1年たって無料期間が終わったとしても、あまり使わなければ無料なので、わざわざ解約することもなくなった。これはけっこう画期的で、SIMの入ったスマホを持ち歩かなくても、楽天linkをインストールしてあるスマホがあれば、通話は無料になるのだ。ただし、別の通信手段が必要で、それがモバイルならギガを消費する。Wi-Fi下ならもちろん無料だ。

多くの人はギガを使い終わったら低速になる契約のSIMを持っているだろうから、楽天を契約しておけば通話料は無料になる。これはかなりおいしいと思うけど、だからって楽天はいくらも得をしない。その番号へかかってくる電話があれば接続料くらいは儲かるのだろうけど、かけてもらうのはメインの(たとえばドコモ)の番号であれば、楽天は儲からない。そうなると契約者数は伸びてるけどARPU(一人当たりの収入)は相当低い水準になるのではないだろうか。

もちろん都市部に住んでいて、あまり地方に行かないような人だと、使い放題なのだから光を引かずに済むということもあるかもしれない。そのうち5Gエリアが広がってきたらそれこそネットゲームにも耐えうるかもしれない。そういう人は楽天に乗り換えてもいいと思うけど、やはり帯域やエリアに不安があり、それが解消されるのは何年後かわからない状況では多くの人が乗り換えようとは思わないのではないだろうか。

そこへきて大手が同水準のプランを出してきたのだから、これはもう楽天潰しのプランではないかとすら思える。もちろん大手の新プランにもいろいろ制限があって、それがネックで乗り換えられない人もいるだろうけど、大手から楽天に乗り換えるよりは制限は少ないと思う。だってドコモならドコモをやめてしまったらドコモのサービスは受けられないのだから、少々制限があってもドコモに残りたいと思う人のほうが多いだろう。

こう考えていくと、楽天に大喜びで乗り換える人というのはかなり限られているのではないだろうか。

さらに言えばMVNOの存在である。大手の格安プランは楽天潰しであると同時に格安SIM潰しであるともいえる。追随している会社もあるが、数百円くらいの差でしかないから、わざわざ乗り換えるというレベルでもないだろう。20GBもいらない人用のプランも拡充されてきているが、それなら楽天も段階プランになるので通話料が無料であることを考えると小容量は料金的には楽天が有利だが、エリアに関しては大手と同じであるMVNOのほうが有利だろう。

増資を受け入れる先がある以上、まだいけるという判断なのだろうけど、このように楽天が大手3社を脅かす存在になることは考えにくい。せいぜい格安SIMのシェアを奪えるかどうか、というところだろう。

何千億も投資してアンテナ建てたとして、それを取り戻すのに何年かかるのだろう。その間に楽天本体の体力が持つかどうかだと思う。

個人的には使わなければ無料なのだから維持するし楽天linkは使うつもりでいるけど、このニュースをきいて楽天大丈夫か?と思ったのだった。

デスノートが面白い(ラストシーン)

さて、デスノート読み返しててやっと最後まで読んだ。

どうも前半は印象的なシーンがけっこうあったのに後半はあんまり覚えてない感じがするよね。もちろんストーリーそのものはだいたい覚えてるんだけどね。

 

さて、後半、Lを継いだライトは日本側のキラ捜査本部の中心人物になっていた。ところが真のLの後継者としてはニアとメロが存在していた。ニアはその実力をもって大統領にキラ特別捜査本部(SPK)を設立させ、その指揮をしている。

メロは独自に火口が捕まった時の情報から「殺人ノート」の存在と、顔と名前がなければ殺せないという情報をキャッチしていた。メロはマフィアの一員となって警察庁の長官を誘拐するという行動に出る。ところが長官はキラに殺されてしまい、かわりの人質としてライトの妹が攫われてしまったのだった。

これもすぐに殺せばなんの交渉材料にもならないのだけど、その情報があまり流れてないところで立て続けに人質を殺せば警察関係者にキラがいると思われるだけだ、という話もあるが、まあ普通に躊躇したんだろうと思う。結局ライトはメロとの交渉をすることになる。

そもそも、ニアはLの捜査結果から二代目Lがキラだと思っているし、そのうちそれがライトであること、そして過去にLに疑われていたことなどからもう夜神月=二代目L=キラであると早い段階から特定していた。まあそりゃそうだろう、こんなに怪しい人間はほかにいないもんね。それにしても日本捜査本部の連中はよくライトと一緒に捜査しているよなあ。

さて、ライトの妹が攫われてしまったので日本捜査本部としては犯人側(メロ)との交渉を行うことになった。いろいろあって妹は救出され、メロはノートを手にした。

そして、手下に目を契約させ、SPKのメンバーのうち身元が分かっている者を全員瞬時に殺してみせた。これでSPKはほとんど壊滅という状態になり、大統領もついにキラに屈して、SPKの活動はニア独自に水面下で行われることになった。

この状態でニアはライトを相当挑発してくる。このときにライトは適当にあしらってはいるものの、ニアも殺してこそ、ノートの存在を知るもの全員を殺してこそ勝利だというゴールラインを設定する。これもちょっとよくわからんのだよねぇ。

この後の二度のメロアジトの襲撃でもってメロからノートを奪うことに成功する(それはシドウに返すことになる)が、少なくともこの段階でニアの相手をするものだから相沢と模木がライトにまた疑いをかけることになる。ニアにしゃべらせず、協力もしないことにすれば彼らが疑いを持つこともなかったろうに、と思う。

それに、ニアはあくまで初代のキラ(ライト)を捕まえようと思っているんだけど、ライトもライトで自分がキラの大将だと思い込んでいる節がある。この状況では自分では裁きをしていないし、代わりにやらせていたミサも疑いがかかることを見越してノートの所有権を放棄させた。このタイミングは絶妙だったと思うが、この段階でライトは裁きを行えない状況にいるし、ミサから魅上に裁き係を移動させたところでそれは同じだろう。しかもその魅上とコンタクトを取ることが出来ず、彼のやりかたが自分のそれと違うという状況でも、何も口を出せなかった。(出目川の削除については思惑が一致していたようだが)

そして、その出目川の代わりに高田が代弁者として選ばれたわけだけど、これもかなり都合のいい展開だ。もちろんキラ信仰者であることが選ばれる理由だったのだろうけど、もしライトと通じていた人でなければライトは今後魅上と連絡を取ることすらままならず、魅上がキラになってしまっていただろう。

それならそれでいいんだろうけど、もしそうなったら当然ライトは魅上を殺すよね。操ってノートを回収して。でも、監視されている状況では回収も別の人間を見つけることも不可能だろう。そうなるとライトはただ疑われてるだけの人ってことになってしまう。

つまりミサを見限って赤の他人にノートを委ねるしかなかった時点でライトはもう追い詰められているというか、キラとしては終わっているってことなんだよね。実際自分で裁きが出来ないわけだし。

だったら自分はもうキラとしては引退し、たまーにこっそり口を出すくらにしといたほうがよかったんじゃないか。魅上が実質的なキラだったとしても、キラ中心の世界になるならそれで充分じゃないか。この境地に達していればニアが何を言ってきてものらりくらりかわしていればいいし、なんなら警察もやめちゃってもいいだろう。なにしろ自分はもうキラをやらないんだから、捕まる心配もないし、捜査本部にいる理由もない。

で、またいろいろあって唐突にニアがライトに会おうと言い出す。これは確実に罠なんだけど、ライトのほうもそれを逆に取って罠を仕掛けようとしていたわけだ。そんなことしないで普通に断ればいいのに。ニアがキラである可能性がある以上は顔を合わせるわけにはいかない、とかなんとかいって。

でもライトは面会を了承してしまう。というのも、ニアが魅上に目をつけていることを知った上で、仕掛けてきた罠を逆に利用してやろうということだ。

まあ、あれだけ目立つ魅上だから、ニアも見つけてしまうのは時間の問題だと考えていたんだろう。これってもう初期の「疑いをかけられるだけで負けなんだ」というのが嘘のよう、やることなすことバレバレ状態なのである。

でも明確な証拠がなければしらばくれればそれまでだ。でもライトは余計なことをしてニアを潰そうとする。そんなことしなきゃ世の中はもうじきキラ中心になって、自分がキラだと名乗ったところで称賛されても捕まるなんてことはなくなるのにね。そうしないやつを全員殺せばいいんだし。

 

さて、そのニアの罠とは、魅上の使うノートを偽造して、というか先のページをただの紙に差し替えて死なないようにして、そのノートを持って自分らの面会現場にやってくる魅上とライトを捕まえよう、というものだった。

魅上は几帳面な性格で、裁きを行うときは毎日ノートの1ページだけを使ってきっちりと書き込む。1ページが埋まったら残りは次の日に行う。そのようにきっちりやっていたものだから、その日にどのページが使われるかを予測するのが容易なのだった。なので会う日を右ページに来るようにしておけば、そこが偽物のノートだったとしても気づかないということだ。

ライトはこれを読んていて、魅上のノートそのものをまず偽物とすり替えておくように指示した。そうとも知らないニアはその偽物のノートに細工してしまったのだ。実際の裁きは切り取ったノートで高田が行っていたのだ。魅上は偽のノートで裁きをしているふりをして犯罪者の名前を書き込んでいたのだった。そして、決戦の日には隠しておいた本物のノートでニアらを殺す。ついでに松田らの日本捜査員も殺す。これでもうライトを邪魔するものはいなくなる…というシナリオだった。この状況のままならライトの勝利は揺るぎないものであったろう。なにしろニアはその切り取ったノートで人が死ぬかを試してないのだ。

ところが!リドナーから「ニアがそろそろ仕掛ける」という情報を聞いたメロは「俺がやらなきゃだめか」と呟いて、高田を拉致することになる。このイレギュラーなことがあってもニアはライトとの面会をやめない。これも織り込み済みなのか、メロにそうするように促したのかはわからないが、ともかくこのイレギュラーによって状況が変わったのだ。

高田が誘拐されたと知った魅上は、その日まで動くなと言われていたにも関わらず、ノートを隠し場所から出して高田を殺害。その高田はその直前に隠し持っていたノートでメロを殺害。メロの名前はライトの父が目を使って事前に見ていたので教えておいたのだろう。

これによって「本物の」ノートが別にあることを知ったニア。いそいでその本物のノートをまるごと偽造した偽物のノートと交換することになる。

これがちょっとチートなんだよね。右側のページに来るようにしてある日より後を全部偽物にするというだけでもテクニカルなのに、このまるごと偽物にしちゃうってのは、まっさらなノートならともかく、これまでの裁きの結果まで同じにしちゃうってのは無理があるだろう。「ジェパンニが一晩でやってくれました」じゃねえだろwwwって感じだ。

まあ結局はそういうことなので、魅上がライトとニアの面会場に現れたとき彼がもっていたノートは偽物だったのだ。なので目でライトだけ寿命が出ないのを見てキラ(神)だと認識し、それ以外の人物の名前を書いた。そこでニアは名前が書かれてない人がキラであるという証拠をつきつけることに成功したのだ。

ここでライトは致命的なミスを犯す。また直前で勝ち誇ってしまったのだ。そのまま何も言わなければ「え?魅上?誰?」で終わった話なのに。

だってそうでしょう。ニアが会おうっていうから行ったら、知らない男がノートに自分以外の名前を書いて、しかも別に死ななかったというだけの話なんだから。「え?この人ニアが呼んだんじゃないの?やだなあ、こんな子供だましで僕がキラってことになると思ったの?www」とでも言っておけばよかった。なんで勝ち誇ったり、その後自分がキラだと認めて演説しちゃうのかなあ。松田なら助けてくれると思った?さすがにそれはないんじゃないかなあ。

で、もしニアの土俵で勝利したかった場合。これはもう魅上に倉庫に来る前にノートが本物かどうか試せ、というだけでいいし、そもそも試さないことが有能で几帳面な魅上からしたら不思議でしかない。これはエピローグで松田が確認しないように操ったんじゃないか、実際魅上はその数日後死んでいるしと予想していたが、これは普通にありえることだろう。なんでそんなに松田がキレッキレなのかは別として。

どう考えても「確認してから来る」か「ライトのように非常用の切れ端を持っておく」ことが必要でしょ。どっちにしてもそれで死ぬか確認は必須だ。それをしないでのこのこ現れるというのも不思議な話だ。操っていたのだと考えるのが妥当だろう。

で、もし操っていたのなら…それってノートの力で勝ったわけで、それが完全なる勝利だと言えるの?ニアは単にライトを捕まえてノートで殺せばいい、そういう解決ではLは浮かばれないって言ってたんだけど、部下の超人的技巧だけじゃなくてノートの力を使って勝ってうれしいんだろうか、と思えてしまう。

つまり、言い換えればノートを手に入れていたのなら、そのノートにライトの名前と「キラであったのなら、そのことを告白する」とでも書いておけばいいだけのことだ。もし魅上を操っていたのなら、ライトを操ったって同じことだろう。

さらに言えば魅上もノコノコ中に入ってくる必要ないよね。彼らの名前を見たら覚えといてその場を去り、あらためて名前を書いてもいいし、なんならテレビ局に発表させてもいい。まあ、その状況だと手元にノートがなくなるわけだけど、名前がわかればライトが改めてどこかで書けただろう。

このへんはライトの自信過剰なところが原因で招きいれたのだろう。用心するならこっそり名前見て帰れっていうべきだよね。

まあともかく、もしニアが魅上を操ってないのだとしたら、魅上が間抜けすぎるということになってしまう。それを予測しなかったライトも然り。これはちょっと不自然なんだよね作品として。作者もそれを理解していたから最終回で松田に操ってた可能性を言わせたのだろうね。それにしても「なんで確認しなかったんだ!」くらいはライトに言わせてもよかったと思う。

とはいえ勝ち負けに関したらどっちかが抜けてないと成立しないのだから、仕方ない部分はあるんだけどね。

まとめるなら

・ライトがニアの策に乗る必要がまったくない

・魅上にノートを確認させないのがおかしい

・確認しないように操ったとしてもライトがそこに言及しないのがおかしい

・ニアはノートの力で操って勝ってうれしいのか?

 

といったところです。

いやあ、デスノートって本当に面白いものですね!

デスノートが面白い(夜神月の幸運)

相変わらずデスノートを読み返しているところなんだけど、Lの死後はちょっともりあがりに欠けるね。Lの捜査してたことをニアが引き継いでメロが自由に動いて、という状況だと普通に考えてライト=キラ、ミサ=第二のキラというのは「確定」していることで、あとはどうやって追い詰めるか、ボロを出させるか、日本捜査本部で孤立させるかという戦いになっているね。

もう犯人が分かっているミステリーを順を追ってみてるような感覚で、ハラハラする感じではない。それはともかく、ライトはずいぶんと自分以外のものに助けられているなあと思った。

まず、FBIに調べられているとき、リュークが尾行を教えたりカメラの位置などを探したりした。これがなければ部屋で堂々とノートに名前を書いていて、その存在を明らかにされていたに違いない。

次はミサの存在。当初はキラの情報を漏洩させたりしてお荷物のようだったけど、ライトへの愛はゆるぎないもので、絶対に裏切らない存在としてかなり重宝している。レムにLを殺させたこともそうだけど、死神の目でもってメロを追い詰めたりもしているし、かと思えば簡単にノートを放棄することにも従うし、なんか見ててかわいそうになってくるぐらい献身的だ。ここまで献身的な理由はライト=キラだからだろうけど、その記憶がない状態でもライトへの想いは全く変わらない。これは都合のいいキャラなのか、素晴らしいキャラなのか、どっちなのだろう。

そして後半、ライトはまたリュークをお使いに使ったり、最初に使ってたノートのもとの所有者である死神、シドウにも協力させている。シドウはともかく、ここでのリュークは秘密は喋らない上にミスリードを誘わせたりと、かなりライトのいうがままに動いている。掟には反してないのだろうけど、そもそもリュークってここまで協力的だったっけか?

次には魅上の存在。まあこいつは最終的には敗北の一因を作ってはいるものの、それはライトの使い方が悪かっただけで魅上自体は相当にキラの思想に近いし、有能である。こういう人物にノートをすんなり託せてしまうというのがちょっと運が良すぎるように思える。キラを信仰しているのはいいとしても、その能力を手に入れて自分がキラになったと増長するかもしれなかったのに。まあ、そうなれば操ってノートを取り戻して殺せばいいのだろうけど、目を使われたら自分が危なくなる可能性もなくはない。

次に高田清美の存在。こいつも、もともとキラ信仰者であったとはいえ、いきなり自分がキラだと言われて信じてしまうとか、協力してしまうというのがよくわからない。まあ面倒な演出を省いているのだろうけど、さすがにライトの魅力だけで命をかけて協力するというのはどうなのかな。これもミサ同様「決して裏切らない協力者」が都合よく表れているから救われているのだ。

もし高田とライトに接点がなかったらライトは魅上とコンタクトを取ることが出来ずに困っていたはずだ。最悪、魅上を操って殺すか、自分が裁きをしなければならなかったろう。これを考えると、やっぱり状況や協力者に相当恵まれているのだなというのがわかる。

ここまで恵まれていて、結局は直接対決に持ち込まれてしまうというのも相当間抜けなのではないだろうか?ニアにライトがキラだといくら挑発されてもほっとけばいいと思うし、それで日本捜査本部の連中を押されられなくなったらみんな殺せばいいんじゃないかな。自分もそのまま失踪して「キラから逃げるため」といって一人でLを気取っていればいいんだろうし。

まあ、それじゃ面白くないんで、ニアとの直接対決に行くわけなんだけど、それはまた今度。

なにが緊急事態なのか

緊急事態宣言が延長されたということで、もういい加減にしてくれって感じですね。

自分は自粛しろといわれてもするつもりもないし、マスクも自主的にするつもりは毛頭ないんでそんなに生活に変わりはないんだけど、さすがにもういいんじゃないのかな。

というか、コロナの存在どころかPCRがインチキだとかそういうのはもう抜きにしたところで、別に医療は崩壊してないし、感染して大変な思いをした人なんかもほとんど見かけないし、肺炎全体の感染者も死者も例年と何もかわってないんだから、そろそろ飽きませんかね?おれはとっくにいちいちコロナなんか嘘とかいうのにすら飽きているよ。

そもそもコロナの存在がまず科学的に証明されていないとかいうまえに、その対策とやらが全部非科学的で、どっかのバカが思いついたようなことばっかりだよね。何人以上の会食はダメとか、家族以外と会食したらダメとか、ウイルスは人数や家族を考慮して感染したりしてくれるってことかね。

県境をまたいだらダメとかも、ウイルスは県をまたぐと突然発生するのか?って話だよね。ていうか、まだどこにも存在していない未知のウイルスなら水際で止める必要はあるけどね、もう普通に存在してるんだから人の移動なんか関係ないでしょ。

ある人がウイルスに感染していたとして、この人が「家族以外」「5人以上」「21時以降」に会食したら移る可能性があるって?そんなわけないのは子供でもわかるでしょうに。県境だってまるで意味がない。もしウイルスを保有したところで、県内の人に移すのと県外の人に移すのでなんの違いがあるというのか。県内がよくて県外がダメってのはどういうことなのか。少しくらいそのないアタマで考えてみたらどうか。

それにしても政府は分科会だの医師会だの知事だのの妄言をそのまま聞き入れてしまっていて、何がしたいのかさっぱりわからない。もう暖かくなるんだからまた一気に感染者は減るでしょ。なのになんで緊急事態なの?毎年風邪が冬に流行って夏には落ち着く、ただそれだけのことだってことになぜ気づかないのか。

まあ政府にアホなんことを吹き込むやつはキラにでもやられてしまえばいいと思うが、それを馬鹿正直に聞き入れる政府、そして首相は何を考えているのだろう。先天的な保守やネトウヨさんたちは菅は悪くないという人もいるが、はっきりいってこの段階でまだコロナを恐れてる時点でアホオブアホでしょう。それを追求するつもりが全くない野党はもっとアホ。別に接待とか首相の息子の顔が怪しいとかどーーーでもいいじゃないか。そんなの国会でやることか。

まあ、いつこの騒動をやめるのか、今更嘘でしたなんて言えないと思ってるのかもしれないし、ワクチンにかこつけて検査を減らすという手に出る可能性もある。もしそうなら今年の夏までには落ち着くのかもしれない。落ち着くなら手段はそんなに問題にはしないけど、どうにも何かに操られているようにしか見えないのが気持ち悪い。

この騒動に学ぶことはたくさんあると思うが、いままで偶然とはいえ普通に回っていたことに疑問をもって変えた結果がこの混乱なのだ。コロナは風邪、冬に風邪や肺炎が流行るのは当たりまえ、健康な人がかかる病気じゃないんだから対策はとくにすることなんかない。これをもっと多くの人が肝に銘じてほしい。んで、みっともねえマスクなんか外でまでするんじゃないよほんとに。

 

つまり、俺が何を言いたいかっていうと、これだけマスクだらけだとキラ対策になっていいですね!!!ってこと!!!

デスノートが面白い(ヨツバ編)

やっぱりデスノート面白いね。先の展開知っているけど細かいセリフなんかは覚えてないから、彼らの考えていることがいちいち嚙み合ってて面白い。

さてヨツバ編だけど、これまでのライトとは違ってキラとしての記憶を失っている状態でLと共同で捜査して自分のノートを託したキラを捕まえるという展開。

この記憶を失っているライトというのが、物凄い優等生でいいやつで頭の切れる純粋な正義感を持っていて非常に好感が持てる。ノートを使ってるときの悪い顔のライトも面白いんだけど、素の性格がこうだと実際にライトは純粋な人間で、本気でノートを正義のために使っていると思っているのだろう。こういうのを確信犯というのだけども。

それにしてもこのライトはかっこいい。Lと共闘しているこの状況が本当にいい。これぞ少年漫画の主人公といった感じだ。でもライトは記憶を失っているだけで実際はLを殺そうとしているし、Lのほうもライトが(元)キラだということを信じて疑ってないのである。ドキドキするよね。

で、ここでの最高にいいシーンが「この僕が、今存在するキラを捕まえたその後で…キラに、殺人犯になると思うか?そんな人間に見えるのか?」と真剣な眼差しでLに問うライトに対して、Lは真顔で即答で「思います 見えます」と答えるシーン。

直後に二人はクロスカウンターで殴りあうわけだけど、この二人のせめぎあい、Lが最初から最後までライトをキラだと信じているのを全く隠す気がないという素晴らしいシーンだと思う。この漫画はこういう細かいシーンがとてもよく練られていて面白い。単に知恵比べするだけではないのだ。

さて、自分への追及をかわすためにノートの記憶を失ったライトだけど、記憶を失っただけで疑いが晴れるというのはちょっとしっくりこない。この状況ではノートのことは誰も知らないのだから、Lとしては疑いは晴らしてないけど決定的な証拠がないので監禁までする必要はないというところだろうけど、「キラの能力を失うことで記憶も失った」そして「ほとぼりが冷めたらまた取り戻す気でいる」と推測しているというのはカンが良すぎはしないだろうか。

とりあえず彼らはキラの裁きだと思える怪しい死を洗い続ける。そこでライトが見つけたのがヨツバグループだった。ヨツバに都合の悪い人物が不審な死を遂げていることと、そのことでヨツバの業績が上がっていることが見つかった。

通常ではこれくらいでキラのせいだという根拠にはならないが、疑うきっかけにはなる。本来なら別の疑惑があってもいいはずだけど、ここではヨツバ一本に絞って調べていくようだ。まあその方が分かりやすくていいからね。

しかしキラがヨツバと関係があるかもしれないといっても、実際にどう調べたらいいのか。そんなところでなんと松田さんが暴走して単独でヨツバに潜入してヨツバのキラ会議の場面に出くわしてしまう。そのまま会議を盗み聞きしていたところ、馬鹿だから見つかってしまい監禁されてしまう。ちょっと超展開すぎるでしょう。

ベルトに仕込んだ通信機によってL達に危機を伝えることが出来たので、なんとかミサを売り込むための行動だったということでごまかすことが出来た。そして酔っぱらったフリをして転落死を装って退場することに成功した。

さらにミサをスパイとして送り込むことになるが、その途中でなんとレムが見かねてミサに現在の状況を教えてしまう。ノートやレムの記憶のないミサだが、異常に察しがよくレムの忠告を聞き入れる。そして、そのことを皆に言わずにレムに示唆されたヨツバキラに鎌をかけて口を割らせることに成功する。

こうなるとあとは簡単で、火口を罠にかけて暴走させ、ノートで殺すところを抑えようという話になるわけだ。

ここら辺の展開はちょっと強引というか、ヨツバ特定に至る部分もそうだけど、論理的な捜査ではまずやらないことや想定外の事態(松田やミサの暴走、レムの助言)がヨツバキラ特定の原因であって、Lやライトの推理というのはその副産物に対してのものであったのが少し残念なところだ。それとやはりLの手先である女泥棒と詐欺男、こいつらが有能すぎるというか一番大変な部分をあっさりやってしまうのも少しチートなのかなと思った。こういう「いうのは簡単だけどやるのは大変な実作業」を簡単にやってしまう人がいるというのもこの作品の特徴ではあるが。

でもまあ、これでミサの疑いは晴れて自由の身になり、ライトはノートを再び手にしたことで記憶を取り戻し、まさに「計画通り」となったのだった。

この後はまさに急転直下。ミサもノートを手にして記憶を取り戻し、監視のなくなった状態で自由に犯罪者裁きを行うようになる。これは状況的にいってミサがキラだと言ってるようなものなのだが、ライトはあえてミサに疑いが及ぶようにさせていたのだ。

こうなると早かれ遅かれミサはまた監視されるだろうし、Lのことだからライトとミサの疑いが晴れた理由のひとつである「13日ルール」を、そしてそもそも死のノートの効果を検証しようとするのは当然のことである。もしそのことで13日ルールが嘘だったと分かれば、現状で一番怪しいのはミサ以外にあり得ないのだ。

当然ミサが捕まればライトも怪しいことになる。ミサはライトとキラの信者であるから、ライトがやらせていたと考えるのが当然だ。こうなるとノートの効果の検証は絶対にさせてはいけないということになるし、Lとしても真っ先にやらなければならないことである。

Lが外国にかけあって死刑をデスノートで行うことと、それに名前を書かせるのも死刑囚にやらせてノートの効果と13日ルールの両方を検証しようとしたところ、まずワタリが死亡した。その直後、Lも倒れてしまった。

これはレムが「ミサの幸せを望む」からこそ、このままLを放置したらミサに害が及ぶと判断したため、レムが自分のノートを使って両者を殺害したのだった。ミサにとってライトは神だし、ここでライトを殺したところでミサが捕まってその人生が終わることに変わりはない。ならば今一番ミサを疑っているLを殺し、ノートの検証をさせない以外にミサを救う手段がないからだ。

そしてレムはそれがライトの思惑であることを見抜いておきながら、ミサを助けるためにLを殺してしまう。死神の掟では、ノートで人を殺すことで別の好意を持った人間の寿命が延びるような結果になった場合、その死神も死ぬことになっている。ライトはそのことを知りながら、Lとともに厄介者であるレムまで葬ってしまったのだ。ここまではライトの計画は完璧である。

そしてここでもやっぱりLの死に際に見せる悪い顔。これほんとにやめないとダメだろう。というか、ワタリの死とLが倒れたこと、これが彼らの演技かもしれない可能性を全く想定していないんだよね。結果的には二人ともレムが殺していたけど、もしレムがそれを躊躇したり、ミサの危機であると気づいていなかった場合はどうしていたのだろう。

勝ち誇るような顔だけで何も口にしていないから言い逃れはできるんだろうけど、さらにLにライトがキラであることの確証を持たせるだけのことになっていた可能性もある。

状況的に考えにくいが、その事情を察したLがレムと一芝居打つという可能性もあったかもしれない。Lがミサの安全を保障したうえでLがレムに殺されたふりをしてライトの反応を見る、というイベントはあってもよかったかもしれない。で、できることならニアは変装したLで、最後のシーンでそれを明かす、という展開だったらもっと燃えるのになあ、と思った。

 

さて、この次はライトが警察庁に入り、正式にキラ捜査に関わり、父親がそのトップで実質的には二代目Lであるライトがキラ捜査の指揮をとるという「最強」状態になっていく。ただ、ノートの存在が明らかになっている以上、ライトが自分で裁きをすることは難しい。そこでライトは新たな代理のキラを立てるのであった。

 

つづく

 

全方位から見てもコロナ対策は不要

政府やら百合子やらの会見記事を見ていると毎度思うのだけど、本当に無駄なことをやっていると思う。どの方位から見ても全くの無駄なのでぜひやめてもらいたいところだ。

 

まず前にも書いてるけど、新型コロナウイルスなんてものは存在していない。存在していないものへの対策は不要である。でも、この存在していないというのが、毎日テレビでコロナコロナ言われて生活している人には俄かに通じないので困ったところである。政府は自身が新型コロナウイルスが存在するという論理的な証明ができないと言い切っているのに、国民にはそう説明しない。これにはまあ色々理由があるのだろうけど、それが陰謀ではなく「軽はずみにそんなことを言ったら暴動が起きる」「選挙に落ちる」というような理由ならば本当に国民を馬鹿にしていると言わざるを得ない。

 

では、新型コロナウイルスが存在していないということを置いておくとしてみよう。

次に出てくるのは「PCRがインチキ」であるということだ。これも再三言っているけども、PCRで探しているのは架空の遺伝子配列であって、しかも検査においてはそのごくごく一部だけでも一致してしまうと陽性になってしまう。ジャムやコーラにも反応するというのではなんの役にも立たないのはわかることだろう。

こんなインチキな検査でもって感染者かどうかを判断しているのである。PCR検査を止めることで明日から感染者はゼロになる。こんなに簡単なコロナ対策はなかろう。世界が混乱した最大の原因はPCR検査である。

 

ではさらにPCR検査のインチキ度合いは置いておくとしよう。

PCRで陽性となった人を感染者と定義したとしても、全体の肺炎の重症者や死者は例年と比べて何も変わっていない。むしろ今年は少ないくらいだ。というと対策が功を奏しているから減っているんだ!という人もいるが、もちろん科学的根拠はないし、もしそうなら例年より減ってるのに緊急事態もクソもないではないか。一体人類は何を恐れているのだろうか。

結論からいえば、新型コロナというのは風邪かインフルである。データがそう物語っている。世間では後遺症がどうのと言っているが、それも風邪やインフルの後遺症と何も変わらないのである。

変異株?ウイルスが全く変異しないで広がるわけがない。そもそも元になるウイルスが定義されていないのにどう変異したってわかるんだよwもう何もかもがめちゃくちゃである。

 

まとめるならば「新型コロナなんか存在していない」のだし、「もし存在していたとしてもただの風邪を超える要素は何も存在していない」のだ。恐れる理由など何もないのである。

とはいえ、基礎疾患や高齢など免疫の低い人が風邪を引くと「万病のもと」となる可能性がある。だが、これはそのレアケースの彼らが自分で気をつけたらいい問題だろう。多くの人にとってはただの風邪なのだから、多くの人も風邪をひかないように自分で気をつけたらいいだけの問題だ。

その方法は「清潔にして、栄養と運動をよく取り、朗らかに生活すること」これだけである。つまり自粛とはその正反対の行動であって、感染を増やす効果があったとしても減らす効果などないのである。マスクにしても雑菌の宝庫であり酸素濃度を低下させ免疫を低下させる害でしかない。効果はなくてもマイナスでないなら好きにすればいいが、害にしかならないのだから全く必要のないことだ。

もし本気で国民を健康にして寿命を伸ばしたいと思うのなら、即刻緊急事態宣言を解除して、自粛やマスクを禁止して、更なる経済対策を行うべきである。どんどんノーマスクで出歩いて、会食をして、旅行をして、人生を楽しむことである。

少なくとも「コロナ対策」によって露頭に迷ったもの、世を儚んで自殺したもの、うつ病などが悪化したものの方が「コロナ対策」によって救われた命よりも圧倒的に多いのだから。

デスノートが面白い件 キャラ編

デスノートが面白いのはキャラが立っているところにもあると思う。それぞれのキャラがとてもいい味出しているのである。

まず最高にいいのがLというキャラクターである。まず造形がとてもいい。ライトが典型的なイケメンキャラなのに対して不細工ではないが目は一重だしクマがあるし、およそイケメンではない。しかも相当に潔癖だし、天才肌というか変人というか、只者じゃない感があっていい。甘いものが好きな割に細いのだけど、「頭を使っていれば太らない」と言い切る。とはいえ引き篭もり生活から突然全力でテニスができるあたり、普段は体を動かしているのかもしれない。

性格も目的のために手段を選ばない部分はあるが、基本的には人がいいと言える。ミサを尋問してるときに変態と言われて少したじろいだり、思い通りに行かなくて少し拗ねたりガッカリしてたり、「そういうのも人間としてダメですか?」と自分の弱い部分を認めている。さらにはライトの監禁に付き合ったライトの父を気遣ったりと、「思ったより人間らしい」ところが見えるところが良いのである。

そして記憶を失ったライトと共闘するところもかなり生き生きしていていいと思う。ずっとこの関係が続けばいいのにとすら思えてくる。最終的にはミサを追い込むことでミサを救うためにレムによってノートに名前を書かれて殺される。限られた情報からライトへたどり付き、その正体がキラであると確信していたのがすごいところである。そしてライトの癖である最後に勝ち誇る悪い顔を見せられて自分の確信が間違ってなかったことを理解して死んでいった。

アニメだとLの最後の日は特別な演出がある。鐘の音が聞こえるとか、土砂降りの雨の中外に出たり、その後ライトにマッサージをしたり。この辺は死期を悟ったLが情に訴えてるようにも思えるし、大した意味はなかったのかもしれない。でもまあ、この後どうなるのか知っている側としては思うところがあるのである。

アニメでは総集編の新規シーンとしてライトがLの墓の前で呟くシーンが追加されているが、これもまた二人の関係と結末を演出するのに素晴らしいものだと言える。

 

他にいいキャラといえばやっぱり松田さんだろう。無能というかおとぼけキャラとしてのシーンが多くて、普段敬語のLですら「松田!いえ松田さん!」と叫んでしまうほどである。とはいえムードメーカーとしての存在は大きいし、「何となくキラ思想は否定していない」という立場もまた彼らしいという感じがする。ラストではその松田にさえ見限られてしまうライトって…。でもまあヨツバ編ではミサのマネージャとして、無謀な潜入者としてかなり活躍しているので彼がいなければ事件は解決はしていないだろう。

 

次に夜神総一郎である。刑事局長として、ライトの父親として最後まで正義を貫き、最後までライトのことを信じていた。色々あってメロの名前も理解していたが、それを明かすこともなくノートに名前を書くこともなかった。物語上では一番の善人であり正義ものものと言えるだろう。

 

そして最後はやっぱりリューク。アニメや映画版の中村獅童の声も良かった。リュークはライトに憑いている死神であり、当然のことながらライトのやってることは全部知ってるし、その都度どういう状況なのかを的確に判断して読者視点のツッコミを入れている。りんごを食べたがるところもそうだし、顔の割に素直でノリがいいところが面白い。そして他の死神やノート所持者の情報をライトに教えないなど妙にフェアというか融通の効かない部分がある。でも尾行者の存在や隠しカメラの場所などをライトに教えるなど死神としての能力をライトに提供することもあるのがちょっと妙だなと思ったが、まあ許容範囲であろう。あの時点でカメラに気づかなかったら物語はそこで終わっていたわけだし。

最終的にはライトを見限ってしまったが、ライトとの一件は後のデスノート所持者にも語るなど相当に楽しかったのだというのが窺える。

 

ということで今回はこれまで。続きは残りを読み返してからにしようかな。