コロナは嘘陣営にもいろんな人がいる

まあ人の気持ちは完全に一致しないし、いろんな考えの人がいるからネトウヨパヨクいろいろいるわけだけど、コロナは嘘だという人の中にもあやしい情報をすべて信じてしまう人がいるのがちょっと困るところ。

その一つが陰謀論。まあ自分もこれは大いなる陰謀だと思ってるから、ある程度は許容できるんだけど、ワクチンはマイクロチップを埋め込んで人類を管理するためにごり押ししてるんだと言われるとちょっとな、と思ってしまうのだ。

確かにマイクロソフトかなんかが開発しているやつが、接種済みかどうかをマーキングする機能があるらしいんだけど、それと人類管理はどう結びつくのか疑問である。

この手の人は個人情報を公的機関に握られることを極端に嫌う。スマホやPCなんかも「情報を抜かれる」ことを異様に恐れる。マイナンバーなんかにも反対しちゃうタイプの人なのではないかと思う。

今まで人類ができなかった「風邪のワクチン」ができる前提で話が進み、もし問題があっても賠償責任を負わないというのは異様だと思う。でも、陰謀論として考えるなら単にその利権程度でいいだろう。そもそもチップ埋め込まれたからって洗脳されるわけでもなし、そういう人はアルミホイルでも巻いてればいいんじゃないかと思う。

次によく言われるのが、PCR検査の結果の国籍問題。陽性者の多くが国籍不明という話を見て、外国から検査だけ受けにきてて、隔離されてる間タダメシ食えるから云々。いやいや一週間やそこらの生活費より渡航費のほうが高いでしょ明らかに。あと、外人が日本にコロナを持ち込んでるのが悪いという。そもそも検査受けるのにいちいちパスポートや住民票見せる？見せないよね。それにそもそも新コロなんか存在しないんだから持ち込んでもらっても一向にかまわんでしょう。

というか、PCRが嘘っぱちだということの前に、この検査のおかしなところは、陽性者だけを延々カウントしていくところにあるわけで、それが何人かなんて別に関係ないでしょ。民間が募集した検査の場合、検査数の母数が明らかにならずに陽性者だけが報告されるので、陽性率を上げるだけの結果になっている。これが問題ではあるものの、そもそもがPCR自体が新コロを見つけられないし、そもそも新コロなんか存在していないというところに問題があるのであって、その国籍なんかなんの問題もないのは明らかだ。

次に、ワクチンに反対するのはいいとして、ついでに子宮頸がんワクチンにも反対している人がいること。確かに子宮頸がんワクチンを打って副作用がある人もいるようだけど、その率はかなり低く、それも命に係わるものではない。さらにいえばワクチン接種した群はしない群より子宮頸がんの発生率は有意に低いらしい。そうなれば、これはリスクがリターンを上回ってるので積極的に打つべきだ。

子宮頸がんでの死者は毎年２～３千人とのことだから、新型コロナの死者程度、交通事故の死者程度、餅の死者程度、風呂で死ぬ人程度なのだから、接種していれば死者はいくらか減るのなら接種するべきだと自分は思う。

まあ、個人としては自分が子宮頸がんになる率は低いし、打ったから助かる率というのもさらに低いだろう。でも、全体としては死者を減らせる可能性があるのなら打つべきではないかと思う。

でも、接種に反対してる人たちの声が大きすぎて、全体接種は停止されている。でも希望者は公費で受けられるので、国がその害を認めたというわけではない。そして、新コロは嘘だといって活動している人は、ついでにこのワクチンまで否定している。

なんでもかんでもダメではなくて、その一つ一つについて何が正しいのか見極めていくべきではないかと思う。どうもこの手の活動をする人というのは、現実より自分の思い付きや理想、イデオロギーを元にしているのがどうかと思うのである。