柴犬のblog

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いい暴動悪い暴動

普通の暴動?いやそういう古いネタはともかく、世の中の活動家やネトウヨさんパヨクさんといえばダブルスタンダードで有名だと思うんだけど、まあいわゆるブーメラン?矛盾した発言をよくするよねそういう人たちって。

たとえば「閣僚の不祥事は任命した総理の責任」とか「党員の不祥事は党首の責任」なーんて言って自民党の不祥事を糾弾している政党の議員がタクシーの中でちんこ出したり自粛期間中に歌舞伎町で俺は議員だぞーと偉そうにしてたり、風俗にいったりしてても全くその件について責任取らなかったりすると「ブーメラン」などと揶揄されるのはよくあることだと思う。

このとき彼らが批判するときは「悪い〇〇」、彼ら自身がやってるときは「いい〇〇」と、そのダブルスタンダードぶりを揶揄するというお約束があるわけなんですが、このへんのお約束は立憲民主党の議員さんに多い印象がありますね。

 

まあそれはそれとして、最近「暴動」が話題になってますね。まずは香港の暴動。これは面白いもので、左右の陣営がいろんな評価をしてるんですね。

たとえばネトウヨ系の人たちは、中国(共産党政権)を悪とみなしますから、この暴動は正義のものだという観点で暴動を起こしてる活動家たちを応援しているわけです。

となると、左翼系の人たちやメディアは中国を応援しているかというとそうじゃなくて、彼らは「体制に反対すること」にロマンを感じているわけだから、自分たちの学生運動のころを思い出して、これもまた暴動側を応援するわけです。おもしろいのは左翼系の人たちは当局の弾圧を批判するけど、中国自体にはそんなに文句言わないところ。

ともかく普段は正反対のことを言いあってる人たちが、結果的に香港の暴動を応援しているという不思議な状況になっているのがなんか面白い。

 

で、今度はアメリカの暴動。これはネトウヨ側は暴動に否定的で、デモでやめときゃいいのに破壊や略奪などの暴動をするから黒人は差別されて当たり前だ、という論調が多いように思える。つまり「香港の暴動はいい暴動、黒人の暴動は悪い暴動」というわけである。で、左翼側は差別はよくないの観点から黒人や暴動側に同情的な論調が目立つように思える。まあ、左翼さんたちは暴動は正義だと思ってるきらいがあるが、是非はともかくこの点に関しては一貫してるなと思った。

普通に考えればいい暴動なんか存在しないんだけど、彼ら活動家はそういうあたりまえのことには目もくれず、自分の陣営の前提(つまり敵味方)で物事を判断して、同じようなことでも肯定したり否定したりするのが面白いなあと思った次第。