デスクトップモードとchromebookの存在意義
chromebookについては何度か書いたし、よくおすすめで出てくるのでどんな機種があるのかはだいたい把握してるんだけど、android10のデスクトップモードを使ってるとchromebookの存在意義がなくなってくるなあと思うことしきり。
そもそもWindowsじゃないOSというのは、昔からLinuxとか「軽い」「セキュア」という触れ込みで、MSが嫌いなへそ曲がりの人とか、古いPCをよみがえらせるのに使われてたりするんだけど、chromebookについてはまともに動くパッケージがないのでそういう用途はほとんどなく、3万円以下の安いハードでもって入門用PCのような売られ方をしている。
初心者でなくても風変わりなデバイスが好きだったり、安くてシンプルなものを使いたいという向きはあると思うんだけど、安いchromebookは性能的にチープだし、高いのはわりとまともだけど普通にWindowsノートが買えてしまうなどあえてchromebookを選ぶ利点というのがあまりなかったりして、そこへきてandroid10のデスクトップモードはそれに止めをさしてしまうんじゃないかとすら思える。
なにしろスマホの性能がチープなchromebookより格段にいいということ。安いchromebookはセレロンのN4000とかそのへんの、ブラウザを使うには問題はないけど…といったレベルのもので、お世辞にもサクサクとは言えないレベルだ。安いしシンプルだしこんなもんか、という程度のものでしかない。
そうなるとたとえばSnapDragon855などのスマホでデスクトップモードを使うというのはchromebookの需要であるチープかつシンプルでGoogleサービスを使えるデバイスという意味では最高なのではないだろうか。855以上なら性能もcoreシリーズレベルのものがあるし、常時接続でもあるし、もちろんandroidのアプリも使えるw
家にテレビがないなんてことはありえないし、PC用の1万のモニターと3000円くらいのアダプター、それとキーボードとマウスだけでいいのだから、新たにchromebookを買う必要なんかどこにもないんだよね。とくに家で使うぶんには。
そうなると、外でもこの素晴らしい環境を使いたくなってくる。となると必要なのはtypeC接続のモバイルモニターってことになる。もちろんアダプターを使うならHDMIでもいいけどね。
そこで思うのが、昔あったpadphoneのようにモニターに合体できる部分があり、キーボードやタッチパッドなども内臓されているデバイスがあるともっといいかもしれない。まあ理想はスマホがタッチパッドになることだから、パームレストに合体できたら完璧なんだろうと思う。
まあ、キーボードつきのモバイルモニターってのは存在するんだけど、大きさや重さがノートそのもので、これならノート持ち歩けばよくね?って思わなくもないが、値段が安ければその限りではないし、surfaceみたいなキックスタントつきのモニターとタイプカバーみたいな構成なら軽くていいんじゃないだろうか。
というわけで、chromebookというのはそれなりに魅力はあるんだけど、これだけ高性能なスマホを持ち歩いているのだから、チープなCPUを載せるくらいならスマホを活用するのが一番スマートなんじゃないかと思う。
ノートはノートで一つあると便利だけど、もし合体できるモバイルモニターがあったら買っちゃうしそれを持ち歩くようになると思う。
将来的にはそれを画面を折り畳みできるモニターにすればノートPCなんか本当にいらなくなるよね。誰か出してくれないかなあ。